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キャリア

【大手メーカー営業→コンサルベンチャー】転職してみてわかったこと

azumaru7

このブログの著者のあずまるです。

新卒で大手メーカーに入社して数年間働いたあと、今はベンチャー企業でコンサルタントとして働いている僕が、転職を踏まえて気づいたことをシェアします。

この記事が向いている方
  • ベンチャー企業へ転職を考えている人
  • 単純にベンチャー企業に関心がある人
  • 営業という仕事に悩んでいる人
  • 大手企業やメーカーにいてキャリアに悩んでいる人

僕の体験談を通して、なにか1つでも参考になるものがあれば嬉しいです。

では、どんどん紹介していきます!

 

【転職の背景】ズバリ「やりがいのなさ」

 

そもそも僕がなぜ大手メーカーを辞めたか。

そこから振り返ってみます。

 

まず、当時の仕事の内容はざっとこんな感じ↓

  • 商品の受発注業務
  • 営業補佐の業務(主に上司の商談に同席して議事録をつくったり)
  • クレーム対応、検品作業
  • 提案営業(新商品のPRや、顧客の要望をもとに商品の提案をする)
  • デザイン業務(商品のデザインを顧客とデザイナーの間に立って折衝)
  • 海外パートナーとの契約業務(契約書の交渉・締結の補佐)

このうち楽しかったのは・・・どれでもないです!

ぶっちゃけ全部つまんなかった!

見出しの通り、どの仕事にしたって「やりがい」と呼べるものはなかったです

耳太郎
耳太郎

こういう事言うと「どんな仕事にもやりがいはある」「やりがいを見つける努力が足りない」とかって言う上司いるよね

あずまる
あずまる

いたけど自分に言い聞かせてるように聞こえたな。。

しかもそういう人に限ってやりがいを尋ねると「仕事終わりのビール」とか言うんだもん…

もし自分一人がやりがいのなさを嘆いてるだけならたしかに自分の努力不足かもしれませんが、当時どの上司を見ても聞いても「やりがいを感じて充実してる」という人は誰もいませんでした

正直、今思えばこれがかなり怖い。

だって僕が生まれるより前からそこで働いてる人たちが、その仕事にやりがいを感じてないんだもん。

なにしてたの?その長い時間。。

 

僕がいたとこは大手と言えば響きはいいけど、実際のところは古臭い昔ながらの日本企業という感じでした。

完全に年功序列で仕事の成果に関係なく歳を重ねれば出世する世界。

上司やお局の言う事には意見せずに従うのがヨシとされる世界。

結局大きな仕事は重役同士の接待やゴルフの社交場で決まる世界。

上司に嫌われれば毎日パワハラとモラハラ三昧で怒鳴られる世界。

自己肯定感を下げ、脱力気味に組織の歯車になるのが容易い環境でした

 

それでも転職せずに数年間働き続けたのは「比較対象がなかったから」

「もっとヤバい会社の噂も聞くしうちはマシな方なのかも」

「転職してもっとブラックだったら後悔するしな」

「上司の言う通りここで成果出せなきゃどこに行っても同じかも」

そんな不安が邪魔をして、転職のハードルを高めていました。

新卒入社だからこそ他の会社がどんな感じなのかわからずただ不安でした

他にも「大手に入社して家族も喜んでたしな」とか「世の中働き方改革とか言われてるしそのうち状況も好転するかな」とか「正直給料と福利厚生だけはいいしな」とか挙げればキリがないくらいの心のノイズが溢れていました。

 

そうして結局、転職に踏み切ったのは悩み出して2年が経った頃じゃった…。

耳太郎
耳太郎

だいぶ悩んだな!!!

あずまる
あずまる

後から知ったけど、人間って心理学的に「今いる環境が死ぬほどの危ない所じゃなければ(変革を妨げるための不安や負の妄想を掻き立てて)そこに居続けようとする力」が勝手に働くらしいね。

最終的に一番の敵は環境じゃなく自分の脳だったのかも

 

逆になぜそのタイミングで転職の決意が固まったかというと・・・

ある人の話が胸に響いたからです。

それは誰か。

かの有名なスティーブ・ジョブズです。

App●eを作ったあのおじさんです。

Stanford大学ってところの卒業式典に彼が登壇した時の超超超有名なスピーチがありまして、俗に言う”Stay hungry. Stay foolish.”ってやつです。

人生に何か悩みがあって、かつ一度もそのスピーチを聞いたことない人はとりあえず今すぐ聞いてみてください。

 

僕は最初これを本で読んだんですが「ほえええええええ」と思いました(語彙力)

気づけば15分くらいの演説を英語で丸暗記するくらい聞き返した頃に、「もはや転職しない理由がない」と気づいたのでした。

 

「転職先(=やりたい仕事)」ってどうやって見つけたの?

上記のスティーブ・ジョブズのスピーチの中に「点と点をつなぐ」という話があります。

簡単に要約すると・・・

「今やってることは先々何かに繋がるかもしれない。けどそれは今わかるわけじゃなくて、未来になってみて過去を振り返ったときにわかる。だから今やってることは必ず未来に繋がると信じることが大事だ。どんな道であれ、自分の今が未来に繋がると思えば、自分の心に従う自信が湧いてくるよ」

的な感じです。

僕も転職する方向性が固まってきた時に、過去の「点」を振り返りました

具体的には、これまでの学生時代や仕事の中から「好き」とか「楽しい」と思えた経験を探って考察してみました。

するとその中に「社内で若手研修の講師役をした経験」がヒットしました。

これは当時会社のグローバル化に向けて、比較的部内で英語が得意だった僕が講師役として他の若手社員に英語を教える、というお粗末なプロジェクトでした。

でもこれは「自分の好き・得意を生かして人の役にたつ」という、数少ない喜びを感じられる仕事でした。

他にもこれまでの人生でどんな時に喜びを感じたかなど、無地ノートにひたすら書き出しまくったところ、少しずつ自分の「仕事の軸」ができてきました。

それが「自分の知識やスキルを人に還元して、その人のやりたいことや目標をサポートしたい」という気持ちです。

あずまる
あずまる

これが「コンサルタント」という仕事選びの軸になったよ

  

それともうひとつ、古臭い大手企業で働いたことで「自分にはこういう体質は合わない」ということも学べました。

なので思い切ってベンチャーで働こう!と思いました。

当時20代後半にさしかかった頃。

もし失敗してもまだまだ巻き返せる!と思って勇気を出しました。

それに世の中的に終身雇用はもう終わりつつあります

これから転職がもっと当たり前になっていく中で、若いうちからベンチャーで意欲的にいろんなことを経験できれば将来絶対に武器になると思いました。

あずまる
あずまる

実際、ベンチャーは「挑戦」へのハードルが大手より圧倒的に低いよ。

 

結果として「コンサルタント」×「ベンチャー」という軸が見つかりました。

それをキーワードにして会社を探したところ、HPから伝わるほど群を抜いて輝いてる会社が1つあり、そこに決め打ちしてエントリーして内定をいただきました。

転職の選考は新卒と違い、ESではなく職務経歴書を使います。

ESよりも真面目な書類なのでしっかり書きつつ、面接の過程ではやはり趣味の話からヒキガエルの話題になり、ここでもまたヒキガエルに助けられ入社したのでした。

(詳しくはこちらの記事をどうぞ↓)

あわせて読みたい
【自己PR・ES・面接の裏技を紹介】ヒキガエルで就職活動を無双した話
【自己PR・ES・面接の裏技を紹介】ヒキガエルで就職活動を無双した話

 

 

実際に転職してから感じたこと

結論から言って転職大正解でした

これを書いてる今って転職してから既に2年くらい経ってるんですが、、

毎日ずっと楽しい。

圧倒的に職場で笑顔でいる時間が増えました。

あずまる
あずまる

ぶっちゃけ前職は「アレなんだったん?」って思う

その理由はこちら↓↓

  1. 常に「やりたい仕事」ができてる
  2. 仕事の成長が人間としての成長とイコールになってる
  3. 社員が良い人しかいない
  4. 自分の未来が明るくなった

常に「やりたい仕事」ができてる

これは上記の通り、転職にあたって自分のやりたいことを明確にできたからです。

毎日好きなことして稼いでる感覚で、正直「仕事」っていう気がしない。

楽しく過ごしながらスキルが上がっていくのはすごく好循環です。

もし「給料」とか「福利厚生」とかで転職先を選んでたら後悔してたと思います。

 

仕事の成長が人間としての成長とイコールになってる

前職で仕事の成長というと「社内独自のPCシステムの操作が上手くなる」とか「ごく一部の業界の商品知識が増える」とかでした。

社外で何の役にたつかわからない謎スキルです。

一方、今は(コンサルタントというある意味自分が商品的なところもあり)会話力や伝達力、分析力、問題解決力といったとても汎用性の高いスキルがめちゃめちゃ鍛えられます。

「ここで成果を出せるプロになればどんな会社でも役に立てるんじゃないか」という自信さえ湧くようになりました。

 

社員が良い人しかいない

「そんなことある?」って感じですが冗談じゃなく本当に良い人しかいないです。

これは選考段階では「予感」程度でしたが、入社後に「確信」に変わったところで、こんな稀有な会社があるんだ〜と正直一番びっくりしたところです。

後から知った、そんな良い人が集まる理由の1つが採用基準の高さです。

会社のポリシーが全従業員に浸透していて、そこに深く共感しつつ能力のある人じゃないと入れないという門の狭さ。

実際、毎月大量の応募に対して入社するのは1,2人いるかどうかです。

よくそんなところに決め打ちしたな、と後から震えました。

 

自分の未来が明るくなった

毎日が楽しくなったことで自己肯定感も上がりました。

元々低くはない方だったけど、さらに上がりました。

物事をポジティブに考えられるようになったことで「これやってみたい」という挑戦心も増えてきました。

もちろん気合いとかで何でもできるわけじゃなく、その「やってみたい」には色んな障害がくっついてくるけど、前はそこで諦めてたのに対して今はそれをどうしたら攻略できるかさえ楽しんで試行錯誤できるようになりました。

 

転職大正解の理由はざっとこんな感じです!

一方で良いことだけじゃなく悪かったことも紹介すると、「お金に苦労したです。

やはりベンチャーでは前職みたいな大手ほど高給なわけでも手当が充実しているわけでもないです。

これが唯一にして最大の課題!

僕はベンチャーに転職して人生で一番お金のありがたさに気づきました。

まあ逆に言えば転職してなければ一生お金に無頓着で気づかずに損をしてた人生だったかもしれないので、若いうちに気付けてよかったと思ってます。

あずまる
あずまる

幸い会社も成長していて「これから」という期待はあります

 

以上、なにやら転職激推し記事みたいになったけど率直な感想をまとめてみました。

これからも仕事や転職に関する記事は作っていくので参考になれば嬉しいです。

 

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    著者の自己紹介
    あずまる
    あずまる
    ヒキガエルをこよなく愛するアラサー会社員(男)。 東京生まれ。 これまでの人生経験をもとに仕事やキャリア、ライフスタイルに関する記事を日記のようにのほほんと綴ります。 趣味は両生類/爬虫類の飼育・森の散歩・生きもの探し・温泉・昭和歌謡。 自慢はTOEIC満点。 異常なくらい夏が好き。
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