【あずまる体験談】上司の「怒り」を受け流す方法
こんにちは、あずまるです
この記事は、上司との人間関係で悩む全ての人にエールを送るつもりで書きました。
働き方改革が進む昨今ですが、まだまだ多い「怒る上司」の存在。
僕も前職の時代に、この「怒る上司」との人間関係にかなり苦しめられた経験があります。
もちろん上司からの厳しい言葉の背景には、自分に向けた期待の裏返しであったり、自分が失敗を繰り返さないための励ましであったり、後から振り返れば自分にとって有益で上司に感謝すべきものもあると思います。
ただ、そうしたものは「怒る」ではなく「叱る」という部類の言葉です。
「叱る」は相手の成長を思って教え諭す意味がありますが、「怒る」は視点が相手ではなく自分にあって感情的に負の気持ちをただ相手にぶつけることです。
「怒る上司」は自分を正当化するために、怒った後にとってつけたように「お前のためを思って言ってるんだよ」などと言ったりしますが、それはただの言い訳です。
この違いを認識しきれていない上司の存在はやっかいなものです。
この記事では、「叱る」ではなく「怒る」上司に対して、どうすればストレスを抱えず受け流せるのかを、僕の体験談をベースに紹介していきます。
【大前提】「叱る」と「怒る」を区別する
冒頭で「叱る」と「怒る」の違いを書きました。
これは話し手側=上司だけが意識すべきことではないです。
受け手側=自分もしっかり区別できていますか?
厳しい言葉をかけられた時、
上司が「叱ってくれた」のであれば「自分のために指摘してくれてありがとう」と感謝の気持ちで返すことができます。
その気持ちを上司に返せればむしろ良い関係を築くことができます。
一方で上司が「怒ってる」のであれば「ヨシヨシ、赤ちゃんなんだねぇバブバブ」と、基本的に寛大な心を持つことが大切です。
正直、相手が「怒っている」時にこちらが傷つく必要はありません。
赤ちゃんに叩かれて傷つく必要があるでしょうか?(いや、ない)
まずは冷静に相手の「怒り」を感じたら、大人な対応をしましょう。
その大人な対応の代表例こそが「受け流し」です。
相手は赤ちゃんであなたは大人です。
受け流せるものは多少受け流す術を養っておいて損はありません。
以下に、僕が前職時代に苦労と辛酸の末に編み出したとっておきの3つの受け流し術を公開します!!
日本中の迷える同胞に届けば嬉しいです。
ぜひ使えそうなものがあれば試してみてください!
手段① 「脳内で太鼓の達人をする」
あなたは「太鼓の達人」というゲームをしたことはありますか?
ゲーセンとかにある、曲のリズムに乗せて太鼓を叩くアレです。
あれって、太鼓を正確に連続で叩き続けてると「50コンボ〜」とか「100コンボ〜」とか、キャラクターが褒めてくれるんですね。
あの太鼓の妖精みたいなキャラを調べたら「どんちゃん」というらしいです。
まず、この「どんちゃん」を頭の中で飼います。
当時、僕が所属していたチームの中に、こちらが何か仕事の質問をするたびに最低1〜3つは必ず嫌な思いをさせてくる上司がいました。
どんなに短い会話の中でも確実にメンタルを攻撃してくる天才でした。
最初の頃は質問するたびに心がポッキポキでしたが、途中から脳内に「どんちゃん」を住まわせることでダメージを無効化する術を学びました。
その具体的な流れを解説します。
仕事の質問をした際に
(例:舌打ちをされる、超不機嫌そうに「何?」と返される、など)
→脳内のどんちゃん「1コンボ〜!」
(例:鼻で笑われる、嘲笑される、ため息をつかれる、など)
→脳内のどんちゃん「2コンボ〜!」
(例:「お前さあ…そんなこともわからないの?」と長々と説教が始まる、明らかに考えてもわからないことを尋ねても「考えろよ!」と怒鳴られる、など)
→脳内のどんちゃん「フルコンボだドン〜!!」
→脳内のどんちゃん「もう一回遊べるドン〜!!」
こんな感じです。
話しかける前に「今回は何コンボかな」と想像しながら話しかけ、話してる(怒られてる)間はずっと頭の中でどんちゃんと太鼓を叩いています。
あら不思議、怒られている時間が太鼓の達人に変わったではありませんか。
仲の良い同期との雑談で、「今日はフルコンボだった」「幻の4コンボが出た!今日は運が良い」など話すことでさらにゲーム感覚を高められました。
手段②「上司の鼻毛を見つめる」
これは上司の説教を早く終わらせたい時に有効です。
実際に出ているかは別として、怒られている間チラチラと上司の鼻を見つめます。
「あ…鼻毛が出ている…」みたいな気持ちで自然にチラチラみます。
すると上司も途中から視線に気づき「え…?もしかして俺鼻毛出てるの…?」みたいな感じになり調子が崩れます。
結果、上司も怒りに集中できず足早に話を切り上げてもらえます。
話の後に上司がそそくさと洗面所に顔を確認しに向かったら「勝った!」と内心ガッツポーズしましょう。
ただ最近はマスクしている人も多く、また女性の上司であれば鼻毛作戦は通じない事も多いです。
そんな時は耳でも髪でもおでこでもどこか相手の顔の一点を”自然に”チラ見すると効果的だったりします。
人間、話している相手が自分の顔のどこか1点をチラチラ見てきたら「え?何かついてるの?なんか変だったら恥ずかしいな…」と気になってしまうものです。
一方で中には「なにかついてる?」と直接聞いてきたり、「どこ見てんだ!」と余計怒りパワーが増す人もいるので、使う相手には注意が必要です。
手段③「”謝罪のさしすせそ”を使う」
「社会人のさしすせそ」を聞いたことはありますか?
主に男性を褒める時やビジネスシーンなどで役に立つとされる5つの言葉です。
- さ:さすがですね!
- し:知りませんでした!
- す:すごいですね/素敵ですね!
- せ:センスありますね!
- そ:そうなんですか!?
便利ですね!!
これを使えば都度何を返すか考えなくてもコミュニケーションが成り立ちます。
もちろんこれは男性でも上司をおだてる時に使えます(使いました)。
僕も上司の怒りを受け流す時に「相槌をいちいち考えるのめんどくさいな」と思い、「謝罪のさしすせそ」を作ってみました。
それがこちら↓↓
- さ:参考にさせていただきます!
- し:承知しました/しっかりと〜します!
- す:すみません!
- せ:責任は自分にあります!
- そ:そうします!
基本的にこれをループするだけでその場をしのげます。
褒める時も謝る時も「さしすせそ」だけ覚えておけば社会人はなんとかなります。
上司の怒りにつきあう無駄な時間は「さ」っと受け流しちゃいましょう(上手い!)
手段④「上司は赤ちゃん!心であやそう」
序盤で述べたように、「怒る」上司は赤ちゃんです。
たとえ大人に見えても、あなたと違って「叱る」と「怒る」の区別もわかりません。
大人なあなたから見たら「赤ちゃん」が騒いでるだけです。
なので心の中であやしましょう。
【以下、例】
なんでそんなこともわからないの?社会人としてどうなの?
あらら、ご機嫌ななめなの?どうしたのかなぁ、お漏らししちゃったのかなぁ?
いちいち聞かなくたって調べればわかるだろ。そういうの時間泥棒っていうんだよ
わぁーそんな難しい言葉喋れるの?○○ちゃんすごいねぇ〜
いい加減にしろよ。俺あの時〜〜だって言っただろ?
(※言ってない)
べ〜〜ろべろべろばぁ〜!ヨーシヨシヨシ、あばばば〜
文字にするとカオスですね。
もちろん態度には出さず心の中であやしますが、表向きの相槌は先述の「手段③”謝罪のさしすせそ”」を併用しておきましょう。
表向きも内側も受け流し術を使うことでノーダメージで乗り切ることができます。
まとめ
以上、ここで紹介した上司の怒りを受け流す方法は以下の4つです!
- 頭の中で太鼓の達人をする
- 上司の鼻毛を見つめる
- 謝罪の「さしすせそ」を使う
- 上司は赤ちゃん。心であやす
僕が実践して効果のあった受け流し術なので、ぜひ可能なものから実践してみてください。
そして最後に1つご紹介。
世界的に有名な自己啓発本「7つの習慣」の中にはこんな言葉があります。
「私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではない。その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである」
スティーブン・R・コヴィー(2013), 完訳 7つの習慣(P84),キングベアー出版
つまり、あなたは誰かに傷つけられるのではなく、傷つくという選択をしたあなたがあなたを傷つけている、という内容です。
言い換えれば、あなたが傷つくという選択をしなければ誰もあなたを傷つけられないということ。
赤ちゃん上司に何を言われたってあなたがあえて「傷つく」という選択をする必要はありません。
つまらないことは適当に受け流して、あなたの好きなことと人によって人生の記憶を埋めていきましょう!